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アメリカからの祝辞

2009年10月26日 09:33

ズニ政府
ホピ・ションゴパヴィ村落
SWAIA (サンタフェ・インディアン・マーケット)
Center for Indigenous Arts and Culture
からの祝辞の翻訳です。


すでにお知らせしてきたように、今年度の開催に関して、アメリカの4団体から祝辞が届きました。

以下、日本語に訳した内容をご紹介します。

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日本の皆さまへ

オハヨウゴザイマス
ズニ・トライブ会議を代表して、「第3回ホピ・ズニ作家展」にトニー・エリアッチョ・ジュニア他、ズニの作家が参加することを支持するために、この文書を提出いたします。私はコミュニティから選出された知事としての立場に則り、私たちの文化のアートが、工場製の素材を用いた類似品を製造する者や、私たちのアート制作の真髄を理解しない非ズニから保護されるべきだと思っています。私たちは、我々ズニの文化やアートの保護に関心を抱くズニの作家をサポートします。
トニー・エリアッチョ・ジュニアをはじめ、他のズニの作家を再び日本でのショーに招聘して下さったことは、国際的な文化的アートの保護を作家たちに経験させる上で、重要な足跡となります。「ホピ・ズニ作家展」こそが、私たちの実施している作家へのサポートと同義であると、強く感じています。私たちのトライブの成員をこのイベントに参加させていただいたことに対して、心より感謝致します。
エリアッチョ氏は、彼自身のビジネスと私たちのコミュニティがはぐくむアートのマーケティングと保護に関する豊富な知識と経験を携えています。彼と他の参加者は日本での経験を我々コミュニティの作家にシェアする重要な情報提供者たりえます。
我々コミュニティからのこの文書を受け取っていただき、感謝します。お礼として10月に開催される『Ancient By-ways Arts Festival』と8月開催の『Zuni Cultural Arts Expo』にご招待いたします。なお、ご質問等ある場合は、505-782-7022までお願いいたします。サヨウナラ。

 ノーマン・クーヤーテ
 ズニ政府知事

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ご挨拶

ションゴパヴィ村落の管理部を代表して、ご挨拶を述べたいと思います。ホピの作家である、ジェロ・ロマヴェンテマ、アーヴィン・テイラー、マール・ナモキの「ホピ・ズニ作家展」への参加について、支持の意を表明させていただきます。これまで「ホピ・ズニ作家展」にて繰り返し主張されてきた内容は、私たちが現在行っている消費者への注意の喚起、つまり何が真正なアメリカ先住民のアートなのか、それは誰が作っているのか、といったことと合致していると思います。私たちホピのアート作品は、私たちの伝統的な様式や地場産業としての独自性が込められています。そして私たちのアート作品は、商業目的で模倣されたり不実表示がなされるデザインに対して、ホピであることを反映し主張する内容でもあるのです。
私はこの協働的な展示会が民間セクターとして実施されていること、そしてアメリカ先住民アートについて消費者教育を目的としていること、そしてそれらが現在のアート市場での経済的価値が背景にあることを理解しています。作り手自身によるプレゼンテーションを通して、消費者はアート作品に関する鑑識眼を得るばかりでなく、私たちの伝統や文化といった内容についても関連性を見出してくれると思います。これまでホピ・ズニ作家展に参加してきた作家たちは、ホピのアート作品への注意を喚起し、真正なホピのアート作品を確認させるガイダンスを行ってきました。彼らの活動は、結果としてより多くの機会をホピの地にもたらすことでしょう。さらに、他の作家へも共有されてゆき、何かしらの恩恵を得ていくことでしょう。
コミュニティとして、私たちはホピ・アートの経済的価値や、それらの真正性を保護することの重要性を理解しています。なぜなら、多くのホピはアート制作を生業としているためです。しかし、私たちは同時に、私たち自身が模倣や偽装に対する注意を喚起し、そうした活動をサポートするプログラムを持っていないことも認識しています。そのため、消費者教育の目的で「ホピ・ズニ作家展」に私たちの村落の作家が参加することは、非常に喜ばしいことであります。
依然として、ホピ・アートと文化の積極的なプロモーションは私たちの責務であります。それゆえ、私たちは「ホピ・ズニ作家展」に関わっている全ての人々に感謝の意を述べたいと思います。

 ジーン・クワンカフテワ
 ションゴパヴィ村落コミュニティ・サービス局長

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サンタフェ・インディアン・マーケットの拠点、ニューメキシコ州サンタフェより

毎年8月、SWAIA(Southwestern Association for Indian Arts)は米国先住民のアートの祭典を行っています。私たちSWAIAは年間を通してこのイベントに向けた準備をしています。出品される作品は一級品であり、出品作家の身元は明確であり、作品に使用されている素材も真正なもので、全てが手作りです。世界中の先住民の人々が抱えているように、米国先住民も同様にグローバリゼーションの展開に伴い、独自性のある文化が失われつつあります。
サンタフェ・インディアン・マーケットの来場者は、会場で作家による手作りの、美しい、悠久の時を感じられるような作品に出会えることと思います。さらに、作家から直接作品を購入することは、作品に込められている歴史や伝統、ジュエリーを生みだした独特な文化について学ぶこともできます。太古の昔から継承されている文化について学ぶことが出きることは、我々全てにとって素晴らしい機会を意味しています。サンタフェ・インディアン・マーケットは「ホピ・ズニ作家展」の活動を称賛します。それはこのイベントが、ホピとズニのジュエリーに関する消費者教育に力点を置いているからです。米国先住民のジュエリーは常に模倣品(工場製品、大量生産)に脅かされています。そうした模倣品は、「第3回ホピ・ズニ作家展」の会場でみられるような、作品に込められた作家の思慮や想いが欠如しています。
「第3回ホピ・ズニ作家展」の開催に際し、日本の代表者と、ショーのために訪日する作家にお祝いを述べたいと思います。来場者の皆さまにとっては、このイベントは先住民の文化とアートの表現形態を日本で学ぶための希有な機会だと思います。ぜひお楽しみ下さい。皆さまが今まで以上に米国先住民のアートを好きになっていくのが手にとるように分かります。8月のサンタフェ・インディアン・マーケットにもぜひお越し下さい。そこでお会いできることを楽しみにしています。

 ブルース・バーンステイン博士
 サンタフェ・インディアン・マーケット代表

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ご挨拶

私たちCIACと『Go Native Arts!』のスタッフ全員は、伊藤敦規さんと「第3回ホピ・ズニ作家展」のすべてのまとめ役に対して、称賛の意を述べさせていただきます。米国全土の先住民と世界各国の関係者の間では、非常に高い関心を伴って日本で開催されている「ホピ・ズニ作家展」の話題がのぼっています。私たちはこのイベントが成長し、発展し、成功することを望んでいます。謹んでその願いと今後の発展に向けたお祝いを申し上げます。
「ホピ・ズニ作家展」が重要である主な要因は、米国先住民のアートの真正性について肯定的に社会に提示している方法です。米国先住民アート市場は年間10億ドル(1000億円)市場の規模に成長したといわれています。ただし、不幸なことに、市場における模倣品・偽装品の流通と売上げも巨大で巨額です。問題の根源は拝金主義でしょう。模倣品・偽装品問題で傷ついている人々の大半は、米国先住民自身とコレクターなのです。問題の解決に向けた方法は教育の他に見あたりません。
「ホピ・ズニ作家展」が行っていること、つまり、一般の日本人を対象とした消費者教育は、上記した問題を解決させていく上で重要な一歩と言えましょう。日本では400軒近い販売店が米国先住民のアート、とりわけジュエリーを販売しています。多くの日本人バイヤーが年間を通して米国にやってきます。中には、私たち「Center for Indigenous Arts & Cultures」の事務所を直接訪れる者もいます。そうしたバイヤーは、私たちが出版している“American Indian Art Series”(一万人以上の米国先住民作家のプロフィール)を販売促進に用いているそうです。
将来的には、「ホピ・ズニ作家展」の概略についてのドキュメンタリー・テレビ番組を『Go Native Arts!』に制作させていただきたいと思っています。かつてNHKが私たちの収蔵物を撮影し、その映像は東京大学の教育プログラムで活用されたことがあります。接写画像と高解像度の映像によって、私たちは米国先住民の真正で、本物の、手作りのアートを紹介できると思っています。皆さまが私たちと同様に、伊藤敦規さんの素晴らしい活動をサポートしてくれることを祈念します。
 グレゴリー・シャーフ博士
 先住民アート・文化センター、代表
 Go Native Arts! ドキュメンタリー制作プロデューサー

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これらは原文と共に、本年度のブックレットに載せました。
ブックレットは、ようやく昨日入稿できました。


コメント

  1. Kaori@Middles | URL | UmOsPVvo

    Re: アメリカからの祝辞

    はじめてコメントさせていただきます。
    神奈川県鎌倉市で「先住民族のクラフト・ショップMiddles(ミドルズ)」をしております、柴田ともうします。
    ホピ・ズニ展、ご成功をお祈りしております。
    お伺いしたいのですが、お店の都合で伺えるかどうか・・・。
    フライヤーなどで当店のお客様にもご紹介させていただきます。
    今後も何か情報がございましたら、ぜひご連絡ください。

  2. 管理人 | URL | -

    Re: アメリカからの祝辞

    はじめまして。ホピ・ズニ作家展のいとうです。
    柴田様とお店のことは、『先住民族の10年News』の小林さまからお伺いしております。
    お店では米国南西部先住民のアートも取り扱っておりますでしょうか?もしそうであれば、相互リンクをお願いできますでしょうか?

    今後ともよろしくお願いいたします。

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